RoHS2指令に対応！静電気対策テーブルマット！
RoHS3はどうなる？

半導体・電子部品や電子機器製造・組立現場では、2019年7月に改正されたRoHS2指令への対応が加速しています。弊社ではRoHS2指令に対応した導電性作業台マットを複数取扱いしております。
ここでは、そもそもRoHS2指令とは何かという基礎的な部分から説明していきたいと思います。

 

RoHS2指令とは

RoHS指令とは、EUにおける電気電子機器への使用制限物質を定めた法令で、6物質が規制されていました。EU圏内に持ち込まれるものに関してはこの規制が適用されます。
この規制対象物質が2019年7月22日から10物質に増えました。
（2019年7月22日以降にEUに納入される製品は対応が必須の法令です）

①輸出する製品への使用（部品等）
②輸出製品の製造工場での使用（製品と接触する場合）
③輸出製品の製造工場での使用（製品と接触しない場合）

上記①②のケースは規制がかかる為、国内大手の輸出製品製造工場ではRoHS2指令対応品への切替えが進められています。
③のケースも揮発した規制物質の付着・混入を懸念される等、「揮発した規制物質の付着・混入の可能性を排除する」為に切替えを実施される企業様も多数いらっしゃいます。

 

RoHS2指令における使用制限10物質とは

 

2.エレフィールマット-R

エレフィールマット-Rの特長

①作業台サイズに適した原反規格で、ロスが少なく効率的にご使用いただけます。
②補強用ガラス織布を採用しており、強度・寸法安定性に優れています。
③半導体･電子部品や電子機器製造･組立などの、静電気対策エリアの作業台や保管棚のマットとしてマルチにご使用いただける導電性マットです。
④EPA接地抵抗：1.0×10の6乗Ω≦Ｒ≦1.0×10の8乗Ω（IEC61340-5-1/5-2要求範囲内）
⑤漏洩抵抗値：2.0×10の6乗Ω（JIS A 1454 25℃ 50％RH）
⑥表面抵抗値：8.1×10の6乗Ω（JIS A 1454 25℃ 50％RH）
⑦人体耐電圧：20Ｖ以下（JIS L 1023 ※導電靴使用）
⑧消防法適合の防炎性能（消防法施行令第4条の3に適合）

3.エレフィールマットNV-R

エレフィールマット-Rの特長

①ローコストタイプの導電性テーブルマットです。
②汚れや傷みやすい場所など、貼り替え頻度の高い箇所に適しています。
③半導体･電子部品や電子機器製造･組立などの、静電気対策エリアの作業台や保管棚のマットとしてマルチにご使用いただける導電性マットです。
④EPA接地抵抗：1.0×10の6乗Ω≦Ｒ≦1.0×10の8乗Ω（IEC61340-5-1/5-2要求範囲内）
⑤漏洩抵抗値：2.0×10の6乗Ω（JIS A 1454 25℃ 50％RH）
⑥表面抵抗値：8.1×10の6乗Ω（JIS A 1454 25℃ 50％RH）
⑦人体耐電圧：20Ｖ以下（JIS L 1023 ※導電靴使用）
⑧消防法適合の防炎性能（消防法施行令第4条の3に適合）

 

その他のRoHS2指令対応商品はこちら

 

最後に（RoHS3はどうなる？）

現在は10物質のRoHS2ですが、次の２物質が追加推奨物質として挙げられています。
1.中鎖塩素化パラフィン（MCCP）：0.01%(100ppm)以下
2.テトラブロモビスフェノールA（TBBP-A）：10ppm以下
※閾値は予想数値です。

この2物質が追加されることで計12物質のRoHS3となることが予想されています。
予定より制度の進捗が遅れているようで、2024年末までに合意、2027年に施行との予測がされております。
新たな情報が入りましたらこのコラムに追記させていただきます。

RoHS指令について詳しく知りたい方はお問合せください。