Trivia 製品豆知識
「防炎」と「不燃」の違い|性能比較動画あり
製品豆知識2024/07/08
弊社で取り扱いするPVCフィルムには防炎性PVCフィルムと不燃認定を受けたフィルムがございます。
不燃認定を受けたフィルム
難燃性PVCフィルムに挟まれたガラスクロスによって高い不燃性を持つ。
※フィルムが絶対に燃えないものということではないのでご注意ください。
- 「不燃」の管轄=国土交通省
- 評価=延焼が遅い、一定時間燃え抜けが無い(炎が貫通しない)
(例)フネンクリアⅡ:フネンクリアⅡは国土交通大臣が認定した「不燃材料」になります
フィルムが絶対に燃えないものということではないのでご注意ください。
防炎性PVCフィルム
難燃剤や防炎剤を練り込まれた防炎フィルムは、自己消火性を持ちます。「防炎」は消防法に定められた防炎性能基準規程を満たしたフィルムです。
防炎は不燃とは異なり、「燃えにくい」「燃え広がらない」という性能を示す用語になります。
- 「防炎」の管轄=総務省消防庁
- 評価=燃え広がらない。自己消火性がある
- 公益財団法人日本防炎協会が試験・審査を実施し、適合となれば防炎物品として登録されます。
試験方法:https://www.jfra.or.jp/member/b04_01.html
(例)フラーレ、セイデンクリスタル、ウェルディングカーテン、スカイクリア防炎など
《用語》
※自己消火性
フィルムに火がついても、火元を取り除けば、燃え広がることなく、自ら消火・鎮火すること。
※ガラスクロス
ガラス繊維で編まれた布。過度に曲げたりすると曲げ跡「白化」が付き、それは元には戻らない。
不燃と防炎の燃焼比較実験の動画
防炎PVCフィルムと不燃PVCフィルムを使用して独自の燃焼試験を行ってみました。
まず防炎フィルムはガスバーナーの火がフィルムを貫通し生地の中心には穴が開いてしまいました。
穴は開きましたが自己消火性により、ガスバーナーを離すと、火はすぐ弱まり鎮火しました。
一方、不燃フィルムではガスバーナーの火がフィルム(ガラスクロス)を貫通せず、穴が開くことはありませんでした。
生地の表面は、PVCフィルムのため生地が焦げて黒くなっています。
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