塗床工事｜床の保護、機能付与、発塵防止、美観向上に

厚膜タイプ

主にコテ塗りで施工する塗床です。厚み0.8mm以上に適しており、何層にも塗り重ねて厚みを出します。少しの凹凸であれば埋めることができ、コテ塗りですので美観も良く仕上がります。

• エポキシ樹脂
• 硬質ウレタン樹脂
• MMA（メタクリル酸）樹脂
• ビニルエステル樹脂
• 水性硬質ウレタン樹脂

薄膜タイプ

薄膜タイプはローラーで施工します。主に軽歩行箇所に使用され、塗り付け回数は2～3回と比べ塗り付け回数も少ない分、厚膜に比べ短工期で経済性に優れています。

• エポキシ樹脂
• ウレタン樹脂
• アクリル樹脂

印刷工場

印刷工場においては、様々な印刷物の品質を保つために、粉塵の生成を最小限に抑える効果的な防塵床が不可欠です。同時に、印刷プロセスで頻繁に使用されるインクや有機溶剤、機械油などに対する優れた耐溶剤性と耐油性が求められます。加えて、重い機械や印刷物の運搬にも耐えられる高い硬度と強度が必要です。

製薬工場

製薬工場においては清潔な環境の維持が不可欠のため、粉塵の発生を抑えたクリーンな床が必要であり、耐薬品性、静電気帯電防止、そして歩行感などが求められます。製薬工場の床には高い平滑性と防塵性が要求されるため、無溶剤形厚膜タイプの工法が最適です。

食品工場

食品工場の床は、長時間や水や熱湯にさらされる環境下や薬品を使用する環境下であるため耐水性や耐薬性が求められ、そのほかにも衛生管理の観点から抗菌性や耐熱水性も必要となります。薬品や熱水に長時間さらされる場合は、水性硬質ウレタンコンクリート系塗り床材を使用ください。

クリーンルーム・精密工場

精密機器工場では、半導体やコンピューターなどの製品の品質を確保・向上させるために、粉塵の生成を最小限に抑えた清潔な床が不可欠です。同時に、コンピューターへの悪影響を防ぐための静電気の帯電対策や、重い機器の運搬にも耐えられる頑丈な床が必要です。

倉庫

車両やフォークリフトなどの重い物体が通行する場合、重量物の通行に耐えるため、床材は耐久性が必要です。

冷蔵倉庫･冷凍倉庫

冷蔵倉庫や冷凍倉庫の床には、低温環境に耐える耐寒性と低温時の耐衝撃性が不可欠です。作業者の安全確保のためには防滑性が必要であり、さらに、フォークリフトや台車の通行にも耐える耐摩耗性などの性能も重要です。

研究施設

研究施設や実験室では、様々な薬品や溶剤を使用するため、床には高い防塵性と使用される物質に耐える特性が必要です。また、薬品のこぼれに対する清掃の容易さも重視されます。

化学薬品工場・メッキ工場

化学薬品工場やメッキ工場など、薬品や溶剤を取り扱う場所では、床には高い耐薬品性や耐溶剤性などの防食性が求められます。有機溶剤などによる引火防止や静電気の帯電防止機能も必要なため、ビニルエステル樹脂防食工法、エポキシ樹脂流し展べ工法、エポキシ樹脂静電気帯電防止工法など、それぞれの性能を持った床材が最適です。

整備工場・機械工場

整備工場や機械工場では、製品を製造する際に油の付着に対する耐油性や、工作機の洗浄時に用いる洗浄剤に耐える耐油性、防塵性が求められます。また、フォークリフト走行や重量物運搬に耐え、摩耗が少なく、強靭で衝撃に強い床が求められます。

厨房・給食センター

厨房や給食センターなどでは水や熱水が頻繁に使用されるため、耐熱水性と防水性を備えた床が必要です。また、酢酸、蟻酸、次亜塩素酸ソーダなどに対する耐薬品性と耐久性も求められます。衛生管理が容易で、従業員の安全を考慮した高い防滑性と、清掃が容易な床も重要な要素です。

廃液処理施設

工場の廃液処理施設では、処理する廃液の種類や特性に応じて、耐酸、耐アルカリなどの耐薬性や耐溶剤性、耐油性だけでなく高い耐食性や耐侵潤性も重要となります。

駐車場・駐輪場

自動車や二輪車の急発進や急ブレーキが予測される駐車場や駐輪場では、高い耐摩耗性と耐衝撃性を備えた床が必要です。また、スリップ事故などを未然に防ぐためには、優れた防滑性も重要な要素です。