Trivia 製品豆知識

ビニールカーテンの交換目安と耐用年数

製品豆知識2024/11/15

1.ビニールカーテンの耐用年数について

工場や倉庫など業務用ビニールカーテンの使用環境は様々です。
そのためビニールカーテンは紫外線や摩耗、経年劣化により透明度や強度が低下します。
耐用年数は使用場所の環境やビニールの種類、また屋外で使用するか屋内で使用するか等、諸条件によって異なります。

1-1.屋内のビニールカーテンの耐用年数

ビニールカーテンを屋内で使用した場合の耐用年数の目安は3年~4年です。

1-2.屋外のビニールカーテンの耐用年数

ビニールカーテンを屋外で使用した場合の耐用年数の目安は2年~3年です。
雨風や紫外線を屋外では受けることで屋内で使用した場合より経年劣化が進みます。

 

※飽くまで目安期間ですので、諸条件により長持ちしたり、早く劣化する場合もございます。

 

2.劣化したビニールカーテンの一例

2-1.透明度が低下し変色する

ビニールカーテン耐用年数

直射日光などによって紫外線が当たり続ける事で、透明から変色・黄変していきます。

実際に発生した事例
ビニールカーテンの透明度が悪く、反対側に人がいるか分からず衝突しそうになった。

 

2-2.ビニールカーテンの柔軟性が無くなり硬化する

ビニールカーテン交換

ビニールの性質上、屋外など紫外線を受け続ける事でビニールを柔らかくしている「可塑剤」が徐々にビニールから抜け出ていくため、硬化していき、最後には裂けたり割れたりします。

実際に発生した事例
硬くなったビニールカーテンは開閉しづらく、作業場への搬入出の効率が悪くなった。

 

3.ビニールカーテンを交換する4つのメリット

3-1.安全性UP

新しいビニールカーテンは透明性が高いため視認性が上がり、出合い頭の衝突リスクを下げることができます。

3-2.作業効率UP

新しいビニールカーテンは柔軟性がありますので開閉しやすく、また現場に合った仕様にすることで使い勝手が良くなります。

3-3.美観UP

ビニールカーテンを新調する事で美観も良くなります。

3-4.機能性UP

古いビニールカーテンですと防虫、紫外線カット、帯電防止効果など、ビニールの機能が落ちてしまいビニールカーテンの設置目的が果たせなくなってしまいます。設置目的(虫の侵入防止や静電気障害防止)を果たすためには、定期的に交換するようにしましょう。

 

 

4.ビニールカーテンの交換目安チェックポイント

カーテン生地
  • カーテン表面が汚れ奥が見えづらい。
  • 変色・硬化している。
  • カーテンに5cm以上裂けているところがある。
  • カーテンの裾が破れ重しチェーンが出ている。
  • ハトメ部分が破れランナーが2カ所以上外れている。
  • フラットバー固定箇所が5cm以上裂けている。
カーテンレール等
  • カーテンレールの変形が目視でわかる。
  • 金具全体でさびが発生している。
  • ブラケットや吊棒からレールが外れている。
  • 壊れたランナーが2個以上ある。
  • ポールが変形しカーテンを閉じても隙間がある。
  • フランス落し(落しピン)が変形破損している。

 

4-1.ビニールカーテンが破れてしまった場合

5cm以上裂けている場合

ビニールカーテンの交換を推奨しています。

 

 

 

5cm以下で裂けている場合

ビニテープ(補修テープ)を使用しての補修も可能です。

ビニールカーテン修理

補修用PVC粘着テープ「ビニテープ」

ビニテープはセイデンFやノンマイグレFなどの代表的な間仕切り、ビニールカーテン、養生用フィルムと同一の防炎基材を使用した軟質PVC製粘着テープです。

帯電防止性や非移行性、UVカット、遮光などの機能を有したテープをラインナップしております。

5.ビニールカーテン交換の施工事例

工場内の防塵対策と塗料の飛散防止用の塗装ビニールブースが使い古して視認性が無くなり、傷んでいるため交換したいとのご要望から、防炎機能のある糸入りビニールカーテンを施工した。

食品工場のドックゲートの防虫対策用のれんビニールカーテンの生地が切れて虫の親友リスクがあるため、防虫効果と採光性を備えたクリアグリーンののれんビニールカーテンを施工した。

倉庫の風雨対策用のビニールカーテンの開閉が鈍く変色や破れがあるため、新しいビニールカーテンに交換したいとのご要望から、耐候性のある糸入り透明ビニールカーテンを施工した。

部品製造工場の屋外にあるガスボンベ置き場に設置している、遮光対策ビニールカーテンが古くなったため交換したいとのご要望から、耐久性のあるテント生地のウルトラマックスを使用した。

食品工場の搬入口に設置している防虫対策用ののれんビニールカーテンの有効間口を広くとれるカーテンに交換したいとのご要望から、畳んだ時にすっきり収納できるアコーディオンビニールカーテンを施工した。

工場の清掃用具が保管されている出入口に設置しているビニールカーテンが古くなったため交換したいとのご要望から、既存カーテンと同様にのスッキリと収納できるアコーディオン式ビニールカーテンを施工した。

工場内の作業エリアの間仕切りで設置している、のれんビニールカーテンが老朽化してきたため、開閉可能な両開きのマグネットとポール付きビニールカーテンに交換し施工した。

工場内の出入口に風雨対策として設置しているビニールカーテンが古くなってきたため、既設の金具やポール部材を再利用しつつ糸入り防炎透明のビニールカーテンに交換し施工した。

屋外の荷物の保護用のビニールカーテンのシートが劣化し見栄えが悪くなってきたため、耐候性が良く丈夫で長持ちする糸入りビニールカーテンに交換し施工した。

給食センターの搬入口の防虫対策として設置している、既存のメッシュカーテンは裾が切りっ放しなのでほつれて困っているご相談から、防炎1類メッシュカーテンに交換しを施工した。

6.ビニールカーテンのよくある質問

ビニールカーテンのメンテナンス方法について教えて下さい。

ビニールカーテンやシート、カバーが汚れてしまった場合、水拭き等でも落ちない場合は、シンナーなどは利用せず(変色・変形・劣化します)に、中性洗剤をお湯などで薄めてウエスや雑巾につけて拭き取りを行ってください。

カーテン生地のみの交換は可能ですか?

可能です。金具を再利用するケースも多くございます(金具を再利用した事例はこちら)。
交換タイミングで生地変更も可能です。使用環境、現場に応じて生地やカーテン加工をご提案致します。無料での現場調査にてご相談下さい。

 

7.まとめ

ビニールカーテンの耐用年数

使用環境 耐用年数
屋内のビニールカーテン 3年~4年
屋外のビニールカーテン 2年~3年

ビニールカーテンの交換メリット

メリット 内容
安全性UP 新しいビニールカーテンは透明性が高いため視認性が上がり、出合い頭の衝突リスクを下げることができます。
作業効率UP 新しいビニールカーテンは柔軟性がありますので開閉しやすく、また現場に合った仕様にすることで使い勝手が良くなります。
美観UP ビニールカーテンを新調する事で美観も良くなります。
機能性UP 古いビニールカーテンですと防虫、紫外線カット、帯電防止効果など、ビニールの機能が落ちてしまいビニールカーテンの設置目的が果たせなくなってしまいます。

8.ビニールカーテン交換のお問い合わせ

交換のご相談、現地調査依頼(無料)について

ビニールカーテン交換について聞きたい

お問合せ電話番号
東京営業部 大阪営業部 静岡営業所
03-3866-8201 06-6441-0785 054-294-8931
東京都千代田区神田和泉町2-29 大阪府大阪市西区土佐堀1-4-11
金鳥土佐堀ビル7F
静岡県静岡市葵区春日2-8-15

※ホームページを見ましたとお伝えいただけますとスムーズです。

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