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耐寒性ビニールカーテンによる冷凍倉庫(冷凍コンテナ)の電気代削減対策

製品情報2023/10/16

冷凍倉庫とは

倉庫業法施行規則では、10℃以下の保管温度帯を保つ倉庫を冷蔵倉庫と呼び、冷凍倉庫も「冷蔵倉庫」の一部に当たります。冷蔵倉庫は保管温度帯によって、以下の7つに分類されます。
しかし冷蔵倉庫の保管温度帯はF4級~C3級までと幅広いため、便宜上-20℃以下を維持するF級(フローズン級)の保管温度帯の倉庫のことを「冷凍倉庫」と呼んでいます。

倉庫の級別 温度区分
C3級 -2℃~10℃
C2級 -10℃~-2℃
C1級 -20℃~-10℃
F1級 -30℃~-20℃
F2級 -40℃~-30℃
F3級 -50℃~-40℃
F4級 -50℃以下

冷凍倉庫は商品を凍らせて保存することができるため、鮮度を保ちながら長期的な保存が可能です。冷凍食品だけでなく、魚介類や肉、アイスクリームなどの食品を保管します。温度管理を怠ると食品の鮮度にダメージが及び、変色や品質低下による食品事故が発生する恐れがあることから、最適な温度で維持管理することが重要です。

購入するだけでなくリース契約やレンタルオプションなど一時的に使用することも可能で、利用方法や使用場所などでさまざまなサイズや仕様が提供されています。また冷凍コンテナの価格はコンテナのサイズや利用期間に応じて異なり、導入地域によっても価格は異なります。

 

冷凍倉庫を導入するメリット・デメリット

メリット

冷凍倉庫導入のメリットは廃棄ロスを減らすことができる点です。
注文予定の商品がキャンセルになった場合など予定通りに倉庫から商品が出荷されなかった際に、冷凍倉庫であれば商品を廃棄することなく継続して保管が可能です。

デメリット

逆に冷凍倉庫を導入するデメリットはコストが割高になる点です。冷凍で保管するためにも倉庫内の温度を一定に保たなければなりません。そのため24時間温度調整をする必要がありコストが膨らんでしまいます。冷凍倉庫をレンタルすることで倉庫の維持費・人件費・光熱費を削減する方法もあります。

 

冷凍倉庫の電気代高騰の原因

冷凍倉庫導入のデメリットの部分で触れました、24時間温度調整が必要な点において電気代高騰もデメリットに拍車をかけます。冷凍倉庫の電気代高騰の原因は主に以下2点が考えられます。

電気代高騰

新型コロナウイルスの感染拡大により停滞していた世界経済が回復し、原油の需要も回復したことで供給不足になり燃料価格が高騰しました。2021年の1月から2022年の12月までの統計データによると、法人向け電気料金の全国平均は上昇傾向にあり各都道府県や契約会社によって料金価格は異なりますが、全体的に高騰している状況です。2021年1月から電気料金は2倍以上も上昇しており、さらに2023年の6月にはさらなる上昇が見られました。

 

液化天然ガスの輸入価格の上昇

ロシアのウクライナ侵攻による影響で、ロシア国営ガスプロムが欧州連合諸国向けの天然ガス供給を削減した事により、日本国内への輸入量が減少したことが原因だと考えられます。
また欧州では再生可能エネルギーへの転換が進んでいる中、寒波により地下ガスの貯蔵量が例年に比べ大きく低下していることも供給不安からか輸入価格上昇の要因に拍車をかけています。

 

冷凍倉庫の電気代削減3つの方法

フィルターの掃除

空調機器のフィルターが汚れることで空調効率が下がり稼働に必要な電力消費量が上昇します。そのためフィルターの定期的な清掃をおこなうことで無駄なエネルギー消費を抑え電気代削減(節電)に効果的です。また倉庫搬入口の扉の開け閉めが増えると、冷気が外に逃げ倉庫内の温度を一定に保つため更に稼働が必要になることから、開閉を素早くするという認識を作業員に徹底させることも対策のひとつとなります。

保管方法の工夫(温度管理・置き方)

冷凍された商品であれば倉庫内で保冷剤代わりとなり、互いに商品を冷やす役割になることから、できるだけ多くの商品を保管することで自然と倉庫内の温度が保たれます。たくさんの冷凍商品をなるべく隙間を作らず詰めて保管する置き方をおこなうことも電気代削減に効果を発揮します。

ビニールカーテンの設置

食品工場などの冷凍庫や倉庫内のマイナス温度の環境下で使用可能なビニールカーテンをドアの内側に設置することで節電対策も可能です。超低温にも対応した耐寒性のビニールカーテンもあり、冷凍倉庫や冷凍コンテナの出入口に設置することで内部の冷気が外に逃げることを防ぐことができ温度管理に貢献、節電につながります。

 

耐寒性ビニールカーテンとは

耐寒ビニールカーテンは冷凍庫などマイナスの温度でも品質が劣化しづらく、冷凍倉庫や冷凍コンテナの扉付近の間仕切りとして設置することで高い保冷効果を発揮します。
特にのれんタイプ(ストリップ型ドアカーテン)の形状の場合は台車や人の通行がスムーズで、尚且つ通行の際にできる限り開放しないで通り抜けることができる構造のため、扉の開閉がスムーズなに行え、保冷・保温効果が高まります。

導入メリット① 電気代の削減

倉庫内搬入出時の温度上昇を最小限に保ち、空調の消費電力量を抑えることができます。

導入メリット② 品質低下の軽減

倉庫内搬入出時の温度上昇により発生した結露が原因で雑菌が増殖します。雑菌による商品の品質低下のリスクを軽減します。

 

弊社の取扱商品

ストリップ型ドアカーテン耐寒タイプ ミエールライン耐寒

ミエールライン耐寒は優れた耐寒性と、ライン状の突起によるベタツキ防止機能を備えたのれん状ビニールカーテンです。低温下で使用されるビニールカーテンとして最適です。

耐寒性 -60℃異常なし(JIS K 7216)
厚み 2.0mm、3.0mm
200mm、300mm

 

糸入り透明ターポリン クリスタルターポCT-1055-3(耐寒透明)

ベースクロスに「高強度ポリエステル糸」を使用しており、厚手で強度が高いため、工場や倉庫など広い空間での大型間仕切りカーテンとしてご使用頂けます。

耐寒性 -30℃異常なし(JIS K 6404)
厚み 0.55mm
2050mm

そのほかの冷凍倉庫で使用できる取扱商品

耐寒性ビニールカーテンの施工事例

冷凍倉庫向け冷気漏れ防止のれんカーテン

設置場所 食品工場向け冷蔵庫
カーテン のれん型カーテン

 

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