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熱中症対策の義務化?工場や倉庫の暑さ対策の取り組みを紹介
製品豆知識2025/03/18

このようなお悩みはありませんか?

- 工場が広いため空調が効きづらく室内が冷えきらない
- 倉庫の搬入口からの出入りが頻繁で冷気が逃げてしまう
- 屋根や外壁から熱が伝わりやすいため暑い
- 熱のこもりやすい工場の構造のため暑い
- 製造設備などの機械熱により作業場が暑く熱中症が心配
1-1.熱中症対策の義務化はいつから
1-2.熱中症対策の義務化の対象と内容
1-3.熱中症対策の義務化への罰則
2.工場の暑さの原因
2-1.屋根や外壁から熱が伝わりやすい構造
2-2.熱のこもりやすい工場の構造
2-3.搬入口や出入り口の間口の広さ
2-4.製造設備などの機械熱3.暑さ対策の事例紹介
3-1.ビニールカーテンで暑さ対策
3-2.ビニールブースでスポットエアコンの改善
3-3.遮熱フィルムで窓からの暑さ対策
3-3.遮熱シートで屋根の輻射熱対策
3-4.遮熱シートで機械熱からの暑さ対策
3-5.服装やグッズによる暑さ対策
3-6.休憩方法の工夫で暑さ対策4.暑さ対策の問い合わせ
ー暑さ対策について無料の現場調査を依頼する
ー暑さ対策の商品や施工の問い合わせをする
ー暑さ対策商品の見積を依頼する
1.熱中症対策の義務化とは
2025年3月12日に厚生労働省から職場の熱中症対策について事業者への義務づける方針が決定しました。義務化の背景には熱中症による労働災害の深刻化を背景から、職場での熱中症の重症化を防ぐ目的で発表されました。
1-1.熱中症対策の義務化はいつから
2025年3月12日の労働政策審議会の分科会で2025年4月上旬に労働安全衛生規則を改正し、2025年6月から事業者への熱中症義務化を施行予定となりました。
1-2.熱中症対策の義務化の対象と内容
厚生労働省によると「暑さ指数28以上または気温31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超える」作業をおこなう場合が対象とされています。
①社内報告体制の整備
熱中症の自覚症状や疑いのある労働者がいた際に、早期発見し社内報告するための担当者や連絡先を事業所ごとに定める
②手順書の事前作成
熱中症の重症化を防ぐため発症時の体の冷却方法などの応急処置や、病院への搬送手順書を事前に作成する
③従業員への周知
従業員同士のルール徹底のため熱中症対策の内容を社内の関係する労働者へ周知する
1-3.熱中症対策の義務化への罰則
事業者が熱中症対策を怠った場合、6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。
現場調査による熱中症対策
お客様の現地に無償でお伺いし、現場を実際に確認させていただき熱中症対策をご提案致します。
- WEBお問い合わせはフォームにご連絡下さい。
- 電話お問い合わせは東京本社にお電話下さい。
東京本社:03-3866-8201
担当者より各営業拠点へお繋ぎ致します。
熱中症対策の情報取集
具体的な話は検討の段階で、熱中症対策や商品の情報取集でもお気軽にお問い合わせ下さい。
2.工場の暑さの原因
2-1.屋根や外壁から熱が伝わりやすい構造
工場は一般家庭と比較して周辺に建物が密集していない事から、日陰が少なく屋根だけでなく外壁も直射日光にさらされます。工場の屋根や外壁は鉄やコンクリートを使用している事が多く、熱の性質では熱は温度の高いところから低いところへ移動する性質があることから、屋根や壁に当たった直射日光の熱が温度の低い工場内に伝わり工場の暑さの原因となります。
2-2.熱のこもりやすい工場の構造
工場は作業スペースが広く、天井も高い構造となっていることが一般的であることから、空調も効きにくくなります。また大きな機械設備や商品や工具棚などがあることで風通しが悪いことも、熱が室内にこもりやすくなり、暑さの原因となっています。
2-3.搬入口や出入り口の間口の広さ
工場はフォークリフトなど資材を搬入する出入口や作業員などが室内を行き来する出入口などの開口部を、作業効率化により開けっ放しにする必要性や頻繁に開閉する環境にあります。そのため室内温度の維持が難しく、せっかく空調で冷えた室内の冷気が屋外に流出し、逆に室内に屋外の熱気が侵入しやすい環境下にあります。
2-4.製造設備などの機械熱
工場では製造に必要な装置や機械設備などから発せられる機械熱も暑さの一因です。機械設備が稼働することにより機械本体から放射される機械熱によって工場内の室温が上昇します。
3.暑さ対策の事例紹介
3-1.ビニールカーテンで暑さ対策
ビニールカーテンで広い作業空間を局所的に間仕切ることでにより、暖気や冷気を逃がさず空調(冷暖房)効率を高め、室温を管理しやすくすることが可能です。また冷暖房効率を高めることで作業環境が改善し作業効率アップにもつながります。
カーテンに使用するビニールシートは透明・糸入り透明・不透明ターポリン・メッシュシートなど種類豊富な生地を取り揃えており、現場のサイズに適したオーダーメイドのビニールカーテンを製作いたします。
広い空間を間仕切り空調効率改善

出入り口からの空調効率改善

出入口をビニールカーテンで間仕切り空調管理することで暑さ対策をおこないます。左記ののれんビニールカーテンであれば、シートシャッターを開放している時にも人や台車が開閉の手間なく通過可能です。
3-2.ビニールブースでスポットエアコンの改善

実際の現場環境によって異なりますが、ビニールカーテンの設置有無によって1℃の設定温度変更により約13%の節電効果が得られ、2℃の変更で約24%、3℃の変更で約34%の節電効果が期待できます。(参照:資源エネルギー庁「節電アクション」)
弊社の実績ではカーテンの設置によって平均で2~3℃設定温度の変更ができ、計算上約24-34%の節電効果が見込まれます。
ビニールカーテンやビニールブースはパーテーションと比較し、価格が安く工事も簡単でメリットが多くの工場や倉庫で利用されています。
ビニールカーテンで省エネ対策
またビニールカーテンは省エネ対策にも効果的です。
実際の現場環境によって異なりますが、ビニールカーテンの設置有無によって1℃の設定温度変更により約13%の節電効果が得られ、2℃の変更で約24%、3℃の変更で約34%の節電効果が期待できます。(参照:資源エネルギー庁「節電アクション」)
弊社の実績ではカーテンの設置によって平均で2~3℃設定温度の変更ができ、計算上約24-34%の節電効果が見込まれます。
ビニールカーテンやビニールブースはパーテーションと比較し、価格が安く工事も簡単でメリットが多くの工場や倉庫で利用されています。
3-3.遮熱フィルムで窓からの暑さ対策

3-4.遮熱シートで屋根の輻射熱対策

3-5.遮熱シートで機械熱からの暑さ対策

乾燥炉などの大型の機械を遮熱シートでまるごと包むことにより、熱を封じ込め放射熱を大幅にカット(輻射熱97%減)し機械から出る熱による室内温度の上昇を抑え、節電対策と暑さ対策に貢献します。
ガラスクロス繊維に特殊樹脂シートを合わせ、両面にアルミ箔を施した不燃シートのため国土交通大臣の不燃認定を取得しています。
3-6.服装やグッズによる暑さ対策
- 汗を素早く吸収する吸汗速乾性のあるインナーを着用する
- 気化熱により体を冷やす接触冷感タイプのインナーを着用する
- 通気性の良いメッシュ素材の作業服や空調服を着用する
- 冷却タオルや首掛けタイプの扇風機、冷感シートで首元を冷やす
- 足元に小型ファンを導入し空気の流動に注意する
3-7.休憩方法の工夫で暑さ対策
- 風通しがよく日陰での定期的な休憩
- 脱水症リスクを回避する小まめな水分補給による
- 塩分濃度低下を補う塩分補給キャンディーの摂取
4.暑さ対策・熱中症対策のまとめ
4-1.コラムのまとめ
- 厚生労働省の発表によると2025年6月から熱中症の重症化を防ぐため、事業者への熱中症対策の義務化が決定し、罰則の可能性がある。
- 暑さの原因は工場や倉庫は広く出入りも多いため空調効率が悪く、機械熱や輻射熱により熱がこもる構造となっているため。
- ビニールカーテンやビニールブースで間仕切る方法や、窓からの遮熱フィルムや屋根への遮熱シートで暑さ対策をおこなう事ができる。
4-2.暑さ対策の問い合わせ
4-3.工場のその他の悩みを解決する
- 工場の防虫対策 <詳しくはこちら>
工場や倉庫の防虫対策について虫の侵入原因や防虫対策商品の導入事例をコラムでまとめました。 - 工場や製造現場の静電気対策 <詳しくはこちら>
生産障害や機器の誤作動など、様々なトラブルの原因となる静電気。工場や製造現場で用いられる静電気対策についてまとめました。 - 工場火災の原因と火災対策 <詳しくはこちら>
工場火災は大規模な火災に繋がりやすく、製品の安定供給や従業員の安全のため対策が必要です。工場火災の原因や発生リスクと火災事例をまとめました。 - 工場の水害対策商品と対策項目 <詳しくはこちら>
地球温暖化の進行に伴い、ゲリラ豪雨や線状降水帯が各所で発生し、安全管理が最重要の水害対策となります。水害対策商品と、災害発生後の水害対策商品をまとめました。 - 間仕切りカーテンで工場や倉庫の寒さ対策 <詳しくはこちら>
工場や倉庫での寒さ対策は社員の健康面や生産性、エネルギーコストの側面から対策を行う必要があり、寒さの原因と防寒対策の具体例を解説します。
4-4.石塚株式会社とは
石塚株式会社は1955年に設立し、工場などの製造業や倉庫、店舗などの現場で使用される業務用ビニールカーテンの販売と施工をおこなっています。ビニールカーテンで空間を間仕切ることで空調効率を改善することで節電(省エネ対策)や屋外からの防虫対策、防塵対策、暑さ対策・寒さ対策、異物混入対策など環境改善の管理者のお困りごとを解消するお手伝いをしています。ビニールシートの販売からカーテンへの加工、加工品の販売、現場への施工まで一貫して行い、2年連続で東京商工リサーチの調査により「ビニールカーテンに関わる売上高No.1」に選ばれました。
業務用ビニールカーテンについてのお困りごとは弊社へお問い合わせ下さい。
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